色々なジャンルで、頭のよい子を作る方法が言われています。
私の経験や、私なりの人生感から言うと、
『語彙が豊富な子は、頭がよくなる(頭がよい)』
が1つの真実だと思います。
ここで使用した「頭がよい」の定義が曖昧ですが、
思考力、表現力、洞察力、勘が良い、などコンピューター以上のことができる機知に富んだ人間力、とまずしておきます。
語彙が豊富な場合、
・物事をきちんと捉えられ、自分なりに咀嚼できる(理解が早い)。
・思考し、論理的に分析し、それを発信する力に長ける。
・表現の幅が広がる。
などあります。
頭の良さ={語彙力、論理的思考力、etc}
一般的に、頭のよい人は、話してみてすぐわかります。
それは、見かけや話し方ではなく、その人の使う語彙や論理力、こちらが話す言葉や論理展開の理解力から判断できます。
もちろん、難しい言葉を使って、難しい説明しかできない人は、頭が悪いです。
これは、言葉を自分なりに咀嚼して、相手に向けて発信する語彙力部分や、論理的な思考力が足りない場合に起こります。
物事をなんでもパっパッと理解する、理解の早い人がいますよね。
そうした人は、豊富な語彙や知識が背景にあり、それが理解を助けているからです。
タイトルに戻りますが、
『頭のよい子に育てるには、語彙力をつけさせるのが一つの方法』
だと思います。
語彙力をつける方法
その方法として、
1.絵本や読書など
お子さんを東大医学部に3人入れた教育のカリスマ佐藤ママが述べていたのが、
幼少期に、絵本を延べ1万冊子供に読んであげる(1日10冊ノルマ)。
と言ったものでした。
これを普通の人ができるかどうかは別にして、これにより語彙力が子供の中に入り、思考の幅や表現がかなり広がったと思います。
読書に関しても、今の時代、本でなくても、ネットや電子書籍から効率よく情報を入手できますし、
私が愛用している読まない本「オーディオブック」でもいいです。
ちなみに、よく学校の先生がお薦めする「新聞の天声人語」などは全くお勧めできません。
2.語彙が豊富な子供と付き合う。
子供は、誰に一番影響を受けるかというと、実は親ではないです。
レポートによれば、身近にいる1,2歳上の子供から、一番影響を受けるそうです。
次は同じ年代の子供からの影響。
これらは、皆さんが中学受験や私立の名門校に入れたがる理由の合理的根拠となりますね。
もちろん、私立校に入れることを推奨しているわけではないです。2がダメなら、1や3の方法を採ればよいだけですので。
3.漢字検定や英検など活用。
私自身、高校時代に漢字にハマって、漢検こそ受けませんでしたが、漢字を通して語彙を相当増やしました。それによって1つのブレークがあったと今では考えています。
今は、英語も重要な時代、英語の語彙を付けるなら、英検がお薦めです。
頭が良い子に育つ良質な語彙が必要とされる試験なので、挑戦してみるとよいでしょう。
何回でも受けられるので、お子様が、ゲーム感覚で挑戦してみるのも1つの方法ですよ。
ちなみに、英語は、色々なバックグラウンドの人を対象にした共通語として育っていったこともあり、日本語に比べれば論理的な構成です。
英語を学習することで、論理的思考力も身につくと思います(もちろん数学が一番ですが)。
*余談ですが、
世界中191か国で、母国語で高等教育(大学教育)を受けられる国は、あまりないのはご存知でしょうか?
例えば、フィリピンでは、高等教育は全て英語になります。現地のタガログ語では、それだけの語彙がないからです。
そういう意味で、日本語で高等教育を受けられる日本という国は恵まれていると言えます。日本語を大事にしながら、今の世の中に対応した英語もあわせて学習していきましょう。