最近YouTubeで、ロシア人の4歳の女の子が、7か国語を流暢に話せるということで、話題となっていました。
女の子の話せる言語は、ロシア語、英語、ドイツ語、スペイン語、中国語、フランス語、アラビア語で、さすがに日本語は入っていませんが、アラビア語ができるという点は驚愕です。
私は、英語、スペイン語、中国語、ロシア語が自信あるので、その辺を注意して聞いてみましたが、非常にきれいな発音で話しているなと思いました。
まさに、子供だからできる耳からの絶対音感のような感じで、言語を直接吸収したのだなと感じました。
当校の顧問をなさっている世界的な言語学の権威、ジダーノフ教授が言うには、
『ロシア語の音域は世界の言語で最も広いため、ロシア語話者は、様々な言語への適用がしやすい』とのことで、その分を割引く必要があるかと思いますが、それでも凄い!です。
当校でも、
『英語+もう1言語』を早くからなさっているお子様受講生も結構いますので、今回は、子供の多言語習得で気を付けたい点を3つまとめました。
1.ゲーム感覚、楽しく
大人がよくやりがちな文法中心主義ではなく、
『Direct methodのアプローチ』で、言葉を覚えます。
幼児、小学生、中学生までは、正直、文法全くなしで、
適切なインプットとアウトプットをゲーム感覚でこなすことで、子供は言語能力を磨いていきます。
言語は、子供から見たら、
『モノマネゲーム』、
『なりきりゲーム』
のような感じですね。
大人は言語=文法という間違ったイメージが強いですが・・・。
適切な教材やメソッドについては、当校にご相談ください。
2.ネイティブの発音から学ぶ
子供は真似して覚えます。
よく親の口癖や、友達の話し方を、ふざけてマネすることがありませんか?
そうです。
子供は基本モノマネ上手で、
先生の話す話し方や使う表現を、コピーしていきます。
ですので、日本人講師や、ノンネイティブのフィリピン人英語講師などは、発音や、語彙、表現で、お子様の外国語習得に適切でない可能性が高いです。
他言語習得でも、ネイティブの講師をメインに置きましょう。
3.言語が混ざらないように一定のルールを作る
ハーフ(mix)のバイリンガル家庭では、
・家では〇〇語、
・外(学校や友達と遊ぶ時)では〇〇語
と、ある種ルールを決めたら、それを一貫して続けるようにします。
基本そのルールを破らず、保ち続けます。
これは言語のミックスを避け、中途半端な言語にならないようにしている意図があります。
言語は、基本その言語のモードがあります。
英語なら英語のモード、
日本語なら日本語のモード、
このモードを崩されると、どこかぎこちなくなったりします。
私が英語と並行して中国語を学習した時は、頭が混乱しましたし、英語に近いスペイン語の時はもっと混乱しました。
では、他の言語を学習するときはその言語だけに絞った方がよいのでしょうか?
いえそんなことはありません。
先のバイリンガル家庭が一定のルールを決めて、言語を使っているように、学習のルールを決めればよいのです
日時:
例えば、毎週月木は、英語の日
毎週水曜日は、中国語の日
といった感じです。よくないのは、英語を勉強して、続けざまに次は中国語、といった形かと思います。
場所:
できるなら、学習場所も、
英語学習の部屋、
フランス語学習の部屋
といった風に分けて、
その部屋は、その言語学習の雰囲気(フランス語のポスターなど)を作っておくとよいです。
そこで学習モードを作ることで、切り替えスイッチができるのです。
この切り替えスイッチこそが多言語話者がもっているものです。
当校では、20か国語の言語が、ネイティブ講師と、共通ポイントで学習できますので、もしお子様に英語以外の言語も学ばせたいときは、ご相談ください。
最適なプランを提案させていただきます。