先日、
『2020年度からの新大学入試共通英語テストに、英検不採用の衝撃!』
という見出しが朝日新聞に出ていたので、ご存知の親御様も多いかもしれませんが、一応言っておきます。
英検は、いくつかの種類を提出して、そのうちの1つ(従来型)が落選しただけです。
ですので、英検を活用して、大学受験を有利に進める方法は、変わらない形です。
正直、朝日新聞の記事は、曲解とい言いますか、誤解させるような記事に感じます・・・。
以下詳しく説明します。
まず、2020年から「大学入学共通テスト」(略称:共通テスト)の英語試験で、民間試験のスコアを、大学に提出できる、というものが始まります。
その外部試験のうち、今回英検協会から採用されたものは、
・『TEAP』
(高3生を対象の2級から準1級レベルを想定した英検試験によく似た試験)
・『IELTS』
イギリス、オーストラリア留学向け英語試験
・『英検CBT』:
Computer based Test。パソコンに向かって問題を解くスタイル。年齢制限なし。2級、準2級、3級のみ。2018年9月より毎月実施。
・『英検1日完結型』:
高3生だけ受けられる英検で、面接試験はPCに向かって録音するタイプ(全員受験)。1級以外あり。2019年より実施。
・『公開会場型英検』:
従来の英検とほぼ同じだが、面接が全員受けられるようにしたため、受験料が従来型の2倍に・・・。受験資格は高3生のみ。2019年より実施。
(・『従来型英検』:面接が、1次合格の人のみ受けるスタイルだったので今回落選。)
です。
ですので、これまで1つだった英検が、
2018年9月に英検CBTが増え、
2019年に、英検1日型と、公開会場型が増え4種類になっていく形になりました。
TEAP試験を入れると、5種類かな?
もちろん、大学受験を意識した形ではそうなるので、大人の方からすると従来型英検で、留学や、移住、職探しへの資格証明に使えます。
ですので、今後、高校生以下のお子様に重要な点は、
・スピーキング(面接 OR パソコンに座って録音)が必須。
・PCタイプで受ける可能性もあるので、パソコンでの英語試験受験に慣れておく。
かと思います。
ちなみに、私の考えでは、
対面型のように運に左右されにくい、PC受験(スピーキング録音型)が主流になると予想しています。
是非、当校ECOM(イーコム)などのオンラインでの英検対策クラスで、対策頂ければと思います。
p.s: 余談ですが、当校では、視覚障害の生徒様も結構いまして、PC受験型の英語試験を大いに歓迎していたので、今回の英検のCBT導入ニュースは、彼らにとっても朗報だったと思います。
参考ソース:
英検協会ホームページ告知:http://www.eiken.or.jp/association/info/2018/0326_01.html