英検概要:
英検は、5級から一番難しい1級まである級ごとに分かれた英語試験です。
(Ecomでは、3級から1級まで対策を行っています。)
TOEICがビジネス界のニーズで、TOEFL, IELTSがアカデミックニーズで生まれたのに対して、英検は出題の範囲に偏りが少なく、総合的な英語力を測ることができます。
もう一つ英検の大きな特徴は、豊富な語彙力です。ビジネス英語などでは、決まった範囲の単語や表現を覚えておけばある程度通じるのですが、スモールトークをはじめにディスカッションなど、知的な会話を行う場合、芳醇な語彙力がある程度求められます。
英検では、しっかりした語彙力、読解力、作文力、リスニング力、そしてスピーキング力といった総合的な英語力を見てくれます。
Level | Ecom Level | 英検 | TOEIC | TOEFL(iBT) | IELTS | Cambridge |
上級 | 12 | 117-120 | 8.0- | CPE | ||
11 | 1級 | 960-990 | 110-117 | 7.5-8.0 | ||
10 | 900-960 | 104-110 | 7.0-7.5 | CAE | ||
中上級 | 9 | 準1級 | 840-900 | 97-104 | 6.5-7.0 | |
8 | 740-840 | 80-97 | 5.5-6.5 | FCE | ||
7 | 2級 | 640-740 | 68-80 | 5.0-5.5 | ||
6 | 540-640 | 56-68 | 4.5-5.0 | PET | ||
初中級 | 5 | 準2級 | 400-540 | 46-56 | 4.0-4.5 | |
4 | 3級 | 200-400 | 32-46 | 3 | KET | |
初級 | 3 | 4級 | 100-200 | |||
2 | ||||||
初学者 | 1 |
英検取得メリット
子供向けですと、英検取得が、入試や学校現場で大幅な優遇が得られる点があげられますが、ここでは大人向けに書いていきます。
1.自身のバランスの取れた英語力を測ることができる。
英検は、ヨーロッパのCEFR試験同様、日本の大きな英語試験の中では、最も出題バランスの取れた試験だと言えます。日々の学習達成度を測る目的から、各級をクリアしていくことは大きなモチベーションや達成感につながります。
2.英語の知的レベルを上げることができる。
芳醇な語彙力、自然科学や社会問題を扱った文章題など、英検では、そのまま教養となる問題が多く出題されていますので、試験対策をすることで、あなたの英語の知的レベルを引き上げることができます。
英検に向けて知っておきたいこと
まずあなたが英検のどの級を狙うか決めましょう。
英検のホームページは充実しており、そこで無料のミニテストを通じて適切な級の判定をしてくれたりしますので、お薦めです。
当校Ecomでは、3級以上、準2級、2級、準1級、1級の5つの級で対策講座を行っています。
4技能:
英検は2016年試験から4技能を意識して、得点割合を等分にしました。したがって、
1次試験:
・リーディング(語彙、読解パート)33%
・ライティング33%
・リスニング33%
2次:スピーキングのみ
という得点構成となっています。
2015年以前の英検試験に比べて、ライティングをより重視した配点となっています。
英検対策の進め方
英検ホームページで無料公開されている過去3回分の過去問を活用します。そして、弱点が見つかった場合、その分野の対策教本を買って強化します。もしそれでも勉強の時間が余るようでしたら、もっと過去の過去問が、旺文社より本として売られていますので、それを使って過去問対策をしましょう。
ちなみに、過去問ではなく、市販されている対策本や予想問題などの場合、実際の問題より難易度が難しくしているため、自信を無くさないようにしてください。
Ecomを英検対策で活用する場合
・オンライン英会話レッスン
過去問の解説、余力がる方には、市販の英検対策教科書を講師と一緒に進めていきます。
その際、
-語彙パートであれば、重要単語のイメージ、語源、関連語彙などを教えます。授業体験を通じて覚える方が記憶に残りやすいメリットがあります。
-読解パートの場合、パラグラフリーディングと呼ばれる、英文読解の方法を説明しながら、大意を使む訓練をします。それが正答につながる練習になるからです。
-作文パートは、添削が必要な級では、講師が添削をしてすぐにフィードバックをします。
英検級別対策コース